ポセイドンアドベンチャー

私が今まで見た映画の中で一番心に残っているのは、ロナルド・ニーム監督の
ポセイドンアドベンチャー(1972年版)です。
豪華客船を舞台としたパニック映画といえば、最近の人であればタイタニック
を思い浮かべるところだと思いますが、私の中では舞台のみならず、パニック
映画全体の中でもこの作品が最高傑作だといえます。
今から30年も昔にこれだけのスケールで映画をつくれたことにも驚きですが、
この作品の魅力はなんといっても登場人物の生々しい人間性だと思います。
主人公である牧師が、神に祈るだけでは何も得られないことを語るシーンや、
沈没が確実となったときに自分では何も決断することができず、多数派にただ
ついていくだけの大衆など、映画の中の登場人物なのに、その言動が人間らし
さを感じさせてくれます。残念ながら、本作をリメイクした2006年版では、
そういった人間性がほとんどなくなってしまっていたのが残念でしたが...。
この文章を書いている今でも、思い出すとつい見たくなってしまう映画です
し、今度また機会があればぜひレンタルビデオ店などで借りてきたいところ
ですね。
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